青山・原宿にある「通り」

2014.8.25

青山・原宿にある「通り」

青山・原宿界隈には、「青山通り」「明治通り」「外苑西通り」など、大きな通りがいくつかあります。
また、「骨董通り」や「キラー通り」など、正式名称ではなく通称で親しまれている、比較的小さいけれども賑わいをみせる通りもいくつかあります。

今回は、そのような「通り名」にスポットを当て、諸説ある由来もいくつかご紹介していきます。

骨董通り
正式名称は「南町通り」。
青山通りの南青山五丁目交差点~六本木通りの高樹町交差点を結ぶ道路です。
その昔は『高樹町通り』と呼ばれ、都電の走る電車通りでした。

【由来】
■根津美術館や小原流会館などがあるこの通りに、骨董品店が集まるようになったため。
■古美術鑑定家の中島誠之助氏が使い出し広まった。

キラー通り
外苑西通りの内、青山霊園の脇~仙寿院交差点までの道路です。

【由来】 ※諸説あり
■有名ファッションデザイナーであるコシノジュンコ氏が、青山墓地に面しているという理由から命名した。
■コシノジュンコ氏が、「この通りは車がビュンビュンとばして怖い怖い、キラー通りだわ」と言ったことから命名した。
■あまりの人の多さによる混雑が殺人的であったから。

とんちゃん通り
明治通りと竹下通りの出口がぶつかる竹下口交差点から少し入った、明治通りから枝分かれしたような通り(ムラサキスポーツ前~THE SHAREの裏まで)です。
現在、正式には『原宿通り』となっています。

【由来】
■昔、この通りに「とんちゃん」というたくさんの人が集まる居酒屋があり、そこから広まった。

こういった通りに通称があることは青山・原宿に限ったことではなく、全国的に多いと思いますが、街の通りに通称を付けて呼ぶことは、自分たちの街に対しての親愛の証でもあるように思えます。
また、通称で呼ぶことにより、さらに街に対しての愛着がわいてくるのではないでしょうか。

改めてその通称を深く掘り下げてみると、意外な発見があり、自分の街をより好きになるきっかけになるかもしれません。

あなたの街にはどんな素敵な「通称のある通り」がありますか?