先日、青山・骨董通りにグランドオープンしたばかりの靴のフルオーダーブランド「HOSHINO(ホシノ)表参道店」をご紹介します。
靴職人の星野俊二氏が2014年に創業したホシノは、婦人向けのパンプスやブーツをメインに手掛けているオーダーメイドのシューズブランドです。
足の形は十人十色なのに、男性用に比べてオーダーメイドの取り扱いが少なくサイズ展開も限られている女性靴の世界。自分らしさを美しく表現する手段のひとつとして、自分の足に合ったヒール靴を当たり前のように楽しんでほしい、という思いから設立に至ったといいます。
この春からは紳士用のスニーカーやドレスシューズもラインナップに加わり、表参道界隈のファッショニスタの間でも話題となっています。
ソース元:HOSHINO
手仕事ならではの細やかな仕立てや調整を重視している同ブランドでは、熟練した職人が木型から靴を仕立てていきます。
bespoke order / royal order / made to order という3種類のオーダータイプのうち1番人気は、ベースとなるホシノのオリジナル木型をゲストの足の形に合わせて微調整し靴を仕立てていく「ビスポークオーダー」というメニュー。
また、担当の職人がついて一から木型を作製し新しいデザインも書き起こす「ロイヤルオーダー」は、仕立てに一層こだわりたい方に厚く支持されています。
こちら2つのオーダータイプは自分だけの木型が出来上がるので、一度きりではなく2足目以降のお仕立てもスムーズに行えるのが嬉しいところ。
その他、手軽にオーダーメイドを楽しみたい方には、豊富なベース木型や革素材の中から自由な組み合わせを選んでいく「メイドトゥオーダー」がおすすめです。
ソース元:HOSHINO
オーダータイプ別に納期はそれぞれ2ヶ月から半年以上とのことですが、出来上がりを待っている間のワクワク感もオーダーメイドの醍醐味ですね。
同ブランドは、シープやベビーカーフといったベーシックレザーはもちろんのこと、ナイルクロコダイル、ガルーシャ(エイ革)、パイソン、オーストリッチなどのエキゾチックレザーも豊富に取り揃えているのが特徴で、上質なリアルレザーを使って自分だけの靴を誂えるという特別体験が、本物志向の大人に喜ばれています。
銀座本店に続き6月にグランドオープンした表参道店は、2店舗目にして初の路面店舗。
ゆとりある店内にはアンティーク家具や植物が置かれ、カウンセリングの時間をゆっくりと過ごせるよう配慮されています。
サロンの奥にはガラス張りの小さな作業スペースも設けられており、白衣を着た職人スタッフが皮の染色や靴磨きを行うことも。一般的にはなかなか触れる機会のない靴工房の雰囲気を味わうことができるのも表参道店の魅力です。
店舗の場所は、表参道駅から徒歩5分。
B1出口を出て青山通りを渋谷方面に進み、南青山五丁目交差点を渡ってから左折。骨董通りに入り信号を2つ過ぎてしばらくすると右手に現れます。
「ホシノ 表参道店」は予約優先案内ながら、当日にふらりと立ち寄ることも可能とのこと。
店頭に並ぶ最新のコレクションを直接手にとって検討したり、スタッフに靴や足にまつわる相談をすることもできるので、近くへお立ち寄りの際はぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。