予約の取れない天ぷら店として知られる「くすのき」が、2024年12月に新しく構えた「天婦羅くすのき(中目黒)」をご紹介します。
楠 忠師氏が店主をつとめる「くすのき」は、創業20年以上を数える名店中の名店。
創業の地でもある名古屋店、そして東京・四ツ谷にある本店の2店舗にて、国内外から訪れる美食家たちを唸らせています。
今回ご紹介する中目黒店は、「くすのき」で経験を積んできた若手職人2名が揚げ手を担う新店舗です。
ソース元:https://www.instagram.com/tempura.kusunoki/
12席あるカウンターの中には、揚げ場が2つ。
名古屋店に続き大将をつとめる市原辰也氏と、本店より異動した橋本祐輔氏が並び立ち、同じ内容のコースを一斉に振る舞います。
基本となる「天婦羅コース」は、構成や食材は同じながら揚げ手の経験年数により料金に差を設けているのが特徴で、予算や揚げ手の希望に沿った選択が可能とのこと。
天ぷらの花形ともいえる車海老は職人2人による味の違いを楽しめるよう食べ比べ2本が供されるというのも面白い試みです。
店主から店を任されるとあって、同店の天ぷらには至るところに「くすのき」の真髄が感じられます。
油の重さを全く感じさせない軽やかな衣、旬ならではの食材の香り、まるで蒸しあげたかのような絶妙な火入れなど、食材の旨さを最大限引き出す唯一無二の技法はさすがの一言です。
日本料理にも精通する市原大将は、約20種の天ぷらと一品料理で構成する「くすのきコース」もオーダー可能なので、食通の方はぜひご予約してみては。
店舗の場所は、中目黒駅から徒歩10分。
山手通りを池尻方面に約600m進み、セブンイレブンがある青葉台一丁目の角を右折。そのまま野沢通りを目黒川に向かって行くと左手に建つビルの2階に店舗があります。
表参道・青山エリアのグルメ愛好家からも評判の「くすのき」が、満を持してオープンした3店舗目の「天婦羅くすのき(中目黒)」。
完全予約制ですので、気になる方はぜひHPをチェックしてみてはいかがでしょうか?