DR.MARTENS HARAJUKU(ドクターマーチン原宿)

2015.9.25

DR.MARTENS HARAJUKU(ドクターマーチン原宿)

原宿・明治通り沿いにある、「DR.MARTENS HARAJUKU(ドクターマーチン原宿)」をご紹介します。

ドクターマーチンは、第二次世界大戦後のドイツにて、クラウス・マルテンス氏が製靴業をスタートしたことから始まりました。
深刻な物資不足の中、ソールに使うための分厚い革が手に入らず困っていたところ、マルテンス氏はプラスチックの新技術を学んでいるエンジニア、ヘルベルト・フンク氏と出会います。
油を主成分とする新素材、PVCに着目した2人は、軽量化と原料節約の為にエアクッションをソールに挿入してヒールを蜂の巣構造にした、世界初のエアクッションソールを完成させました。

大衆から好評を博したこの靴の独創的なソールに目を留めたのが、イギリスの製靴メーカー、R・グリッグス社です。
エアクッションソールを製造する特許を獲得したR・グリッグス社は、その後、エアクッションソールの原理をもとに数々の改良を重ね、対摩耗性・耐寒性・耐酸性、耐油性が高く、柔軟性に富んだ独自の成分配合を生み出しました。

英国靴作りの技術との融合により更に進化を遂げたエアクッションソールは「Air Wair」と名付けられ、酷使に耐え得る労働靴として保守的なデザインを施されたブーツ「Dr.Martens(ドクターマーチン)」が誕生したのです。
堅牢なレザーアッパーとイエローステッチが特徴的なこのモデルは、1960年4月1日に世に出た事にちなみ「1460」と名付けられ、現在もドクターマーチンの代表モデルとして根強い人気を誇ります。
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ソース元:http://www.dr-martens.co.jp/index.html

多くの労働者から支持を集め、ワークブーツのイメージが強かったドクターマーチンですが、ユースカルチャーやミュージックカルチャーと結びつきながら、数十年にわたり様々な時代に様々な解釈で独自のカスタムを施され、ファッションやムーブメントに取り入れられてきました。
ビートルズやストーンズ、セックス・ピストルズ等、数知れない大物ロックスターが愛用したことで、そのファンもまたドクターマーチンのブーツを履くようになり、現在ではストリートファッションに欠かせないブランドに成長しています。

ドクターマーチン発売55周年を迎えての出店となった原宿店は、レンガ壁の店内に重厚な革張りのソファや大きなジュークボックスが配された、本国イギリスの雰囲気を漂わせる内装です。
長く愛され続ける定番のブーツはもちろん、トレンド感のあるコレクションやキッズ製品まで幅広くラインナップされています。

最新作は、イギリスを代表するアーティストの一人、マーク・ウィガン氏とコラボレーションしたシリーズです。
9/14(月)には来日した同氏がドクターマーチン原宿にてライブペインティングを行い、真っ白な壁とボックスに、カラフルでユニークなペイントが施されました。
こちらの作品は10月末まで同店に展示されているので、お近くにお立ち寄りの際はチェックしてみてくださいね。
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店舗の場所は、明治神宮前駅から徒歩1分。
神宮前交差点から明治通りを渋谷方面に向かって150m程進んだ右手、三叉路の分岐点です。

時代を超えた定番のフットウェア、ドクターマーチンの魅力を是非お試しください。

DR.MARTENS HARAJUKU(ドクターマーチン原宿)
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-28-4 シニック関根ビル
TEL:03-6712-5809
http://www.dr-martens.co.jp/index.html