今年3月に神宮前にオープンした、「FRED PERRY(フレッドペリー)」の世界最大となる旗艦店「フレッドペリーショップ東京」をご紹介します。
フレッドペリーは、イギリスの一流テニスプレイヤー、フレデリック・ジョン・ペリー氏が1952年にスポーツウェアブランドとして設立したことに始まるファッションブランド。
そのファッション性の高さからすぐにストリートに受け入れられ、ブリティッシュサブカルチャーを語る上で欠かせない存在となりました。
お馴染みの月桂樹のロゴがワンポイントにあしらわれたシグネチャーアイテムの「フレッドペリーシャツ」は、アンダーグラウンドのファッション、そしてブリティッシュクールの象徴として世界中の人々に愛されています。
ブランドにとって世界最大店舗であるフレッドペリーショップ東京は、100坪の売場にブランドの全コレクションを取り揃え、日本はもちろんのこと、アジア圏としても中心となるフラッグシップショップ。
同店は、多くのブリティッシュサブカルチャーが古い工場跡地から生まれたことを背景に、英国の産業革命当時の工場建築に着想を得てデザインされています。
イギリス積みの積法で約4万5000個も積み上げられた外壁のレンガは、100年以上の歴史を持つ愛知県安城市の窯で焼き上げた特注品。
神宮前の街並みに馴染むモダンなダークチョコレートカラーに仕上げられています。
ソース元:http://www.fredperry.jp/
店内で何よりも目を奪われるのが、1階に設置された大きな木製レセプションテーブル。
350枚ものパネルを貼り合わせてブランドのアイコンであるローレルリースを大胆に模したもので、ロンドンのフレッドペリー本社社屋に設置されているテーブルと同型なのだそうです。
地下1階、1階、中2階、2階の4層からなる店内は、各フロアが吹き抜けるつくりで、北向きの天窓からは柔らかな間接光が注ぐまるでワンルームのような空間。
床材に月桂樹を用いた中2階には、音楽と結びつきの強い同ブランドらしく、TANNOY(タンノイ)のメインスピーカーとLINN(リン)のアナログプレイヤーというイギリスを代表するブランドのサウンドシステムを導入しています。
場所は、表参道沿いのchurch’s表参道店とオリエンタルバザーの間の道を入った突き当たり右手。
エントランスが建物の南北2ヶ所に設けられているのでキャットストリート側からもアクセスすることができます。ショップ横にはブランドのシンボルである月桂樹の木が植えられた遊歩道がありますよ。
随所にこだわりが詰め込まれたフレッドペリーショップ東京で、ブランドの世界観を感じてみてはいかがでしょうか。