4月に南青山にオープンした、「SONIA RYKIEL(ソニアリキエル)青山店」をご紹介します。
SONIA RYKIELは、デザイナーのソニア・リキエル氏が自身の名を冠したフランスのファッションブランド。
1968年にパリの左岸サン・ジェルマン・デ・プレ地区を拠点にスタートし、新進デザイナーがダイレクトにプレタポルテにチャレンジする流れが強くなった1970年代、オートクチュールの枠組みから外れた新世代ブランドとして注目されました。
当時発表されたニットは、それまでのニットのイメージを大幅に覆すセクシーでファッショナブルなデザインでたちまち話題となり、ソニア・リキエル氏はファッション業界に大きな影響力のある雑誌「Women’s Wear Daily」にて「ニットの女王」と評されると共に、彼女自身が国際的なアイコンとなりました。
ニットに加え、もうひとつのブランドシグネチャーとなるのがボーダー柄です。
この2つは毎シーズンのコレクションで、上質な素材を用いて表現され、エレガントかつセクシーなSONIA RYKIELのファッションを特徴づけています。
同ブランドの直営路面店となる青山店は、1階〜2階の2フロア構成。
グロッシーな赤色を基調とした店内の壁面には、天井に届くほどの本棚が備え付けられ、まるで図書館のように膨大な量の書籍がびっしりと並べられています。
床には、世界的グラフィティ・アーティスト、アンドレ・サライヴァ氏によるアートワークが施されたカーペットが敷かれており、本棚に陳列されたフランス文学との対比がSONIA RYKIELらしさを表すようでユニークです。
ショップのために調香されたフレグランスが香る、同コンセプトのこだわり空間は、東京に加えパリとロンドンの3都市限定で展開されています。
青山店のオープンを記念して、前出のフレグランスや、カーペットのアートワークを総柄に用いたTシャツ等が販売されている他、豊富なアイテムが揃うのは路面店ならでは。
店舗の場所は、表参道交差点からみゆき通りを根津美術館方面に進み、PRADA 青山店を右折して50m先の右手、kate spadeの隣です。
まるで文学カフェのようなSONIA RYKIEL 青山店で、心地良い雰囲気の中お買い物を楽しんでみてはいかがでしょうか?