イタリア発のインテリアブランド「Kartell(カルテル)」の、南青山にオープンした旗艦店「Kartell TOKYO(カルテル トーキョー)」をご紹介します。
1949年にイタリアのロンバルディア州にて創立されたカルテルは、車や照明のパーツ、家庭用品などの製造からスタートした後、プラスチック加工技術を生かして家具の製造を開始。
現在では、様々なインテリアアイテムを世に送り出す人気ブランドとなったカルテルですが、全てのコレクションに共通するのは、プラスチックだからこそ実現できる軽さや耐久性といった機能性と、見ているだけで美しいその佇まいです。
青山のインテリア愛好者にもファンが多いのも頷ける、革新的でスタイリッシュな製品の数々は各方面で高い評価を受けており、そのデザイン性の高さから多くの賞を獲得し、美術館のパーマネントコレクションにも認定されています。
白い円柱型のプラスチック製チェスト「コンポニビリ」や、フィリップ・スタルク氏デザインの透明なチェア「ラマリー」などを目にしたことのある方も多いのではないでしょうか?
今年10月、旗艦店としてオープンしたカルテル トーキョーは、イタリア本社にて店舗計画を行い、ブランドの世界観を存分に表現したオフィシャルショップ。
世界のカルテルショップやカルテルの製品も多数デザインしている世界的デザイナー、フェルーチョ・ラヴィアーニ氏が店舗設計を手がけました。
地下1階から地上2階までの3フロアからなる店内には、家具や照明など約400種類のアイテムを展示。
ハイセンスなパッケージも魅力の香りにまつわるライン「Kartell Fragrance」や、エミリオプッチとコラボレーションした「MADAME‒WORLD OF EMILIOPUCCI EDITION」など、話題の新商品も手に取ることができます。
その他にも、イタリアのミラノで毎年開催される世界最大規模の家具見本市、通称ミラノ・サローネにおいて、2016年に注目を浴びたアイテムも続々登場。
素材表面に無数にある断面からクリスタルのような輝きを放つ、吉岡徳仁氏デザインのランプコレクション「Planet」は、部屋で過ごす夜を一層楽しいものとしてくれそうです。
店舗の場所は、表参道交差点からみゆき通りを根津美術館方面に進み、COMME des GARÇONSの手前を右折して1本目の路地を左折。60mほど進んだ右手にあるヴェルサス ヴェルサーチ 青山店とTheoryの間の路地に入ってすぐ左手にあります。
洗練された中に遊び心もプラスした、カラフルなコレクションが揃う「カルテル トーキョー」で、お気に入りのインテリアを探してみてはいかがでしょうか?