前回記事「「駅から徒歩〇分」の謎~その①~」では、「○○駅から徒歩○○分」という表記の根拠になっている「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」について説明いたしました。
今回は、記載されている時間よりもなぜ実際の徒歩時間の方がかかっているように思ってしまうのか?について解明していきます。
■駅からの「駅」とは、ホーム、改札、出口?
地上の出口を指しています。「道路距離」で80mなので、駅出口の中でも、物件から一番近い地上出口を起算点として考えます。
そのため、改札から地上出口まで距離のある地下鉄駅などの場合はその分時間がかかってしまうのと同時に、最短出口以外から出てしまった場合はその分タイムロスをしてしまいます。
■信号待ちの時間は考慮しない?
なんと、信号待ちの時間は一切考慮しません。信号を何度も通過する物件を契約する時はスムーズに通過できるかどうか注意しないといけませんね。
■歩道橋を上り下りする距離は含まれているのか?
あくまでも道路距離80mを1分で換算するので含まれていません。
国道などの大きな道路を渡る必要のある物件を契約する時は信号で渡れるのか歩道橋を使う必要があるのかを事前にチェックしておきましょう。
以上、この3点のいずれかに当てはまる物件の場合は、実際の徒歩時間の方が長いかもしれません。
いかがでしたでしょうか?みなさんの謎は解けましたか?
物件をお探しの方で、実際に駅からその物件まで歩く機会がありましたら、上記の点を意識して歩いてみるのも楽しいかもしれませんよ。
ちなみに、グリーンシード青山ショップは東京メトロ表参道駅「A5」出口から徒歩1分。
80m以内の距離にあることになりますが、実際の距離感が気になる方は是非遊びにいらしてください。